2007年12月07日

ジャンプ08年01号感想 サイレン始動! 『PSYREN』

08_no01.jpg


 「みえるひと」の岩代俊明、待望の新作がスタート!
 ジャンプ震撼の戦慄サスペンス始動!!



 主人公:夜科アゲハは心にモヤモヤとしたものを抱えながら、ケンカに明け暮れる毎日を送っていた。
 ある日、コール音が鳴り響く電話ボックスで、空に浮かぶ謎の怪人と遭遇する。幻覚のように怪人がかき消えたその後には、『PSYREN』と刻字されたテレホンカードが残されていた。
 無口で周囲との関わりを拒むクラスメイト:雨宮桜子が、自分と同じテレホンカードを所有していることを知り、詳細を問い質すアゲハだったが拒絶の言葉を返される。
 そして、次の日、雨宮は失踪する。
 雨宮の行方の手がかりが『PSYREN』=『サイレン』にあると知ったアゲハは、『秘密結社サイレン』につながるとされるテレホンカードを使う。
 「サイレン」を追う者は危険な目に遭う。その噂話通り、刑事を装う二人組に襲撃されるアゲハ。追い詰められ、絶対絶命の危機に陥った時、携帯電話に着信音が鳴り響く。
 窮地を脱するべく携帯を手に取った次の瞬間、アゲハはどこと知れぬ荒野に立っていた。
 世界は、つ・な・が・る。




 待ってました、岩代俊明の新作!
 前作「みえるひと」が無念の打ち切りにあい、コミックス最終巻で更に謎が深まり、むしろ面白くなるのはこれからだったんじゃないか! と落胆して数ヶ月、待望の新作スタート。

 「みえるひと」とのリンクはあるのか? 現代ものっぽいから、都市伝説系のサスペンスかな、なんて予想をしたりして一週間、いよいよサイレンの謎のベールが解かれた。
 展開としては、サスペンス+アクション、って感じ。
 主人公は劇中で良く動く主人公だし、読み切りの頃から主人公は動きがあるキャラが多かったし、そこは安心できるところ。サイレンの謎を解くべく、東奔西走することになるんだと思う。



 サスペンスを謳うだけあって、初回からして謎と伏線が張り巡らされている。
 それだけで、次週が楽しみになってくるわけだが。


 まず、『サイレン』の謎
 初回から表現として、「サイレンがやってくる」「都市伝説の秘密結社」「サイレン入国管理センター」「秘密結社などではない」「大いなる意志、一つの世界」「テレホンカードが目覚める」「世界は、つ・な・が・る」。
 一つは、楽園へと導く秘密結社のサイレン。要は組織名。
 もう一つは、世界・空間の名前、サイレン。入国審査、という表現があるので、国の名前かもしれない。

 雨宮はサイレンが「やってくる」ことをおそれていた。それが、組織がさらいに来ることをおそれていたのか、サイレンという世界が今住んでいる世界にやってくることをおそれたのか、どっちを指すんだろうか。あるいはその両方か。
 どちらにせよ、雨宮はサイレンの存在を前々から知っており、サイレンに関わる何かをおそれ、結果として失踪した。それが、自分の望んだ失踪=危機からの逃走なのか、望まぬ失踪=強制的な拉致なのか、それによってもサイレンの存在は異なってくる。
 アゲハのサイレン入国審査と同じ手順を踏んでいたとするならば、アゲハと同じく何かの危機から脱出するためにサイレンへと逃げ延びたのかもしれない。
 サイレン入国の条件が、アゲハが感じていたように、今いる世界への閉塞感だったとすると、むしろサイレンへの失踪は望むべきものであって、雨宮がサイレンをおそれていた説明には結びつかない。
 雨宮がサイレンをおそれていたのではないとすると、彼女を追い詰めていた存在は何なのか。


 次に、碓氷と三宅の存在
 彼らは『PSYREN』のテレカが目覚めるのを阻止しようとしていた。
 サイレン世界に敵対する組織なのか、サイレンを脅威として捉えサイレンに惹かれている人間を引き留めるために実力行使に出てテレカを奪い取っているのか、サイレンを利用しようとしている組織の人間なのか。そして、雨宮がおそれていたのは、彼らや彼らが所属する組織なのか。
 とりあえず、彼らがサイレン側の人間でないことだけはおそらく確か。

 ただ、同時にテレカが「目覚め」ることは知っており、三宅は不明だが碓氷に関してはサイコメトリーに似た能力を使っている。これは明らかに異能の力といえる。その点を考えると、彼らはおそらくサイレン側の人間ではないのではないか。
 ただ、アゲハにスタンガンを食らわせた碓氷が浮かべた薄ら笑いとセリフを考える限り、決して善良は理由から行動しているようにも見えない。


 そして、『PSYREN』の名称
 サイレン、と聞けば思い浮かぶスペルは「SIREN」。
 パトカーや救急車のサイレンや神話に出てくる妖精を指すのが一般的。
 『PSYREN』の「PSY」は超能力や霊能力を指す「psychic:サイキック」のもじりと見て間違いないだろう。事実、碓氷は超能力めいたものを使用しているし、ネメシスQが空中浮遊やいきなりの出現、そもそも『PSYREN』のテレカ自体が超常じみている。
 まぁ、滑稽なのは、怪人であるネメシスQが文明の利器である携帯電話を使っていることだが。


 他にも、入国審査の女は何者なのか、どこから電話対応しているのか、テレカの開いた目は何を意味しているのか、などなど考え出すとキリがない。
 何より、これから作品の舞台はサイレン=異世界を舞台に進行していくのか、という最大のポイントもある。ずっと異世界だと、碓氷・三宅らの謎がしばらく解けなそうではある。



 そんなわけで、始動した『PSYREN』。
 これからしばらくジャンプが楽しみだ。ハンターが休載に入っても、まだまだ楽しめるぜ。

 今回は打ち切られないことを祈る。
 あと、どっかに「みえるひと」とのリンクが見え隠れすると、多分すげぇ盛り上がる。が、まぁそれは無理だろうなー。

 と、いうわけで、次週に期待!!


 他、有力作品。
■ワンピース
 遂に、オーズを完全撃破。
 しかし、ここで三千世界の二度目が出てくるとは思わなかった。てっきり、次のミホーク戦=おそらく物語終盤、まで封印しておくかと思ったのに。
 あと問題は、どうやって影を取り戻すか、か。ここまでくまが手出ししていないので、何かしら絡んでくるんじゃないかな、とは思うけれども。

■ナルト
 ペイン=弥彦の肉体、って説は意外と当たり。
 しかし、話の流れはサスケVSイタチにシフト。結末=ペインの能力の核心は描かれないまま、自来也が敗北することになりそうだな。綱手の笑顔がなんだかすごく寂しそうなのが印象的。
 モチーフになった自雷也は綱手を妻にしているんだけどねぇ。

■ネウロ
 DR=龍だったかぁ! 作品は違えども、DRはDRだった、ということか!
 「竜の角笛の使い方」の定向進化をしたのか、DRよ。

■ハンター
 宮殿内にいる兵隊は、レオルたちを含めて11人。
 レオル(モラウ殺害)、フラッタ(中身イカルゴ)、ヒナ(=ヒリン?)、シドレ(ヒナの付き人)、タラゲッテ(ノヴ殺害)、ヂートゥ、ウェルフィン(狼)、ブロヴーダ(ザリガニ)、インザギ(キルア殺害)、マエノレ(キルア殺害)で10人。あと一人が微妙に分からない。既出キャラを数え忘れてる?


▲新連載ラッシュ
 次号からキックボクシング漫画「K.O.SEN」がスタート。更にその後二つ始まって、今期は計4つ。
 『PSYREN』が残るのは当然として、後は何が残るかだなぁ。
 むしろ、オレも全然読んでない「初恋限定。」の後退具合がちょっと気になるといえば気になる。
Es

posted by sc at 23:55| Comment(5) | TrackBack(0) | 感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
英語に弱い並を助けて!Goo辞書!
「 si・ren 」
━━ n. 【ギリシア神話】(S-) サイレン ((美声で船乗りを誘惑して難破させた海の精)); 妖婦; 美声の歌手; サイレン; 警報.
━━ a. 誘惑的な.

…誘惑?
たぶん今回は警報という意味なら込められてそうだけど、誘惑は…ないか。
>psychic:サイキック
「PSY」は特徴的なスペルだし、作者は前作も異能系のバトルを描いていたから異能関係が関わるのは間違いなさそうだね。
「ren」という音からは複数形のchildrenやmen、womenを想像させる。つまり、異能の人達ってことでしょうか。人達ではなく子供達という意味もあり得る。しかし、子供達だとピーターパンなイメージが並にはあって、サイレンを恐怖の対象とするには違和感があるとです。

>ワンピ
七武海が落ちましたな。
影を入れ替える能力とか目を覚ましたら逃げるにはうってつけだと思うものの、ストーリー進行上モリアが暴れるというのは考えづらい。
果たして、くまさん(さん付け)がどう関わってくるのか。ルフィ達弱っててチャンスじゃなーい。

>DR
並メール。
「やられキャラではない…。
 しかし、DRは確かにDRだった!」
Esの返信
「確かに!
 確かにDRだった!」
今のところDRに対しての語りがないネウロの反撃が楽しみ。松井先生だから当然瞬殺もありうるんだぜ。

>ハンター:宮殿の11人
残りなんだろう?
レオルが、モラウ戦直前に会話していた蟻2人はもう既出?

>アイシ
蛭魔退場してマジどうすんだろう。
冷静に考えてみれば、思い入れのある敵チームとの試合は殆ど消化済み。
まぁいいや、栗田師匠!小結君が頑張ってるぞ!
Posted by 並 at 2007年12月09日 12:58
>サイレン
 やっぱ超能力系のバトルになるんじゃないかな、と予想。でも、今回の主人公はどちらかというと肉弾系の戦い方になりそうだけれども。

>ワンピ
 やっぱ、どうやって影を取り返すか、それがポイントだよなぁ。このままだと、どうやってもモリアに「影を返す」って言わせられないと思うわけよ。

>DR
 まぁ、後ろにシックス他、色々と待ってるし、瞬殺だろうなぁ、きっと。やられ役っぽいしw

>11人
 モラウ戦直前に話をしていたのは、ウェルフィンとブロヴーダだねぇ。うむ、分からないなぁ。

>アイシ
 全国大会まで行くと、もっと凄いキャラがたくさん出てくるんだろうけれど、既に峨王をパワー最強キャラとして描いてるからねぇ。どうなることやらー。
Posted by Es at 2007年12月09日 17:41
ヤンジャンのガンツのパクリ?
Posted by PSYREN at 2007年12月23日 13:20
>PSYRENさん
 確かに、言われて見れば似てるかも。
 ガンツは現実世界の延長で、サイレンは異世界に飛んでるから、ちょっとニュアンスは違うだろうけれど、多少なりとも影響は受けてるかもですね。
 ちなみに、自分が思い浮かんだのは、タカヤの後半の異世界ものでしたw
Posted by Es at 2007年12月24日 17:18
?次来博主?里都能学到新的?西,?一个!希望越来越多好的?西
Posted by 照片?知?普及 at 2013年06月04日 21:19
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